玉子ふわふわ!
そのまんまのネーミングですね。でもこの料理名、江戸時代のネーミングそのもののようです。
現在では静岡県袋井市の名物ともいわれていますね。
古くは江戸の初期、寛永20年(1643年)の料理本『料理物語』に掲載されていたようです。
昔の料理本は、分量などは載っておらず、具体的な調理方法も載っていません。
それでもそこから読み取って、紹介している本がこちらです。
今回はこちらの本を参考にして玉子ふわふわを作ってみました。
調理時間:15分
玉子ふわふわの材料
・だし汁 200cc (作り方はこちら)
・塩 小さじ1/4
・醤油 大さじ1/4
・みりん 小さじ1
・卵 1個
・砂糖 一つまみ
・コショウ 一つまみ
玉子ふわふわの作り方
①卵をボールに割り、だし汁20ccと砂糖小さじ1を入れ泡だて器で泡立てます。
結構しっかり、5分ほど時間をかけて泡立てます。
②つゆを作ります。
だし汁の残り180ccと塩、醤油、みりんを入れ、沸騰させます。
③ここからは一瞬です。
沸騰していたつゆの火を止めて、鍋の縁のほうから一気に卵を落とし込んで蓋をします。
見えないので何とも言えませんが、大体10秒・・・。
④
完成です。盛り付けた後にコショウを振りかけてください。
え?こんなのでできるの??ってくらい一瞬でできました。
ポイント
・砂糖を入れることで、泡が長持ちし、卵が大きくふくらみます。
・また、具材も硬くならずに柔らかな状態を保ち、ふわふわになります。
・縁から流し込むことで固まるのを防ぎます。
後記
これを作ったときは半信半疑でしたが、10秒でふんわりな玉子ふわふわが完成しました。
ふわふわ~~、な感じです。
茶碗蒸しのふわふわ版。食べてもふわふわです。
何よりも出汁で食す!といった料理なので、かつおだしをちゃんと取るのは必須だと思います。
顆粒でもいいですが、やはり風味が全然違うわけです。
コショウを振りかけるとアクセントになりますね。
おなかが減った夜食などにもおなかにたまりやすいのでいいかもしれません。
是非、試してみてください。