イチカラツクル 熟成

万能調味料『醤』(ひしお)の作り方

醤(ひしお)って何?

つい最近まで知りませんでした。ひしおってなんだ??

醤(ひしお)とは

・醤油やみそのルーツ

・醤油の替わりに使い料理にコクや柔らかさをもたらす発酵調味料

それなりに、私、いろいろなものを日々調理しているのですが、知りませんでしたよ。

醤油の原型と聞いたら、作らないわけにはいきません。どんなものか味わってみたくなりました。

調理方法を見てみました。麹が発酵した大豆と麦を醤油と水でひたして・・・・。

んん??醤(ひしお)とは醤油の原型となるのではなかったか?なのになぜ、材料に醤油が使われている?

卵が先か鶏が先か現象となりましたが、昔は違う方法で作ってたんでしょう。まぁ、美味いものならなんでもいい。とりあえず、作ります!

調理時間:10分  ※2週間ほど毎日かき混ぜる、という手間はあります。

醤(ひしお)の材料

・ひしおの糀(はな) 一袋 550g
・醤油  600cc
・水   300cc

・昆布 1枚 5g程度

醤(ひしお)の作り方

作り方もなにも、ひしおの糀を買うと、裏に作り方の詳細が書いてあります。

なんだ、めっちゃ親切で、もはや失敗のしようがありません。

①材料を混ぜ合わせます。

これで終わりです。あとは昆布を入れます。

ひしおの糀をまぜるだけ♪毎日天地返しを行えば夏場であれば1週間で完成。

②毎日毎日、天地返し

容器はPOTATO CHIP とか書いてありますが、ホーロータイプの容器です。

あま密封された容器を使うと、酸素が循環されず、麹が育たないとのことです。

2日目で、麹が一気に水分を吸い取り、混ぜ合わせていると糸を引いているのがうっすらをわかります。

発酵が始まってるんですね。

毎日まぜないといけないのは7日あたりまで。

完成の目安は何日、という記載はありませんでしたが、冬なら14日、夏なら7日。

まぁ14日毎日混ぜていれば間違いないと思います。

③3日目の様子です。

④4日目の様子

⑤5日目の様子・・・・。

ほとんど変わらんやん・・・。

⑥7日目です。もう完成でいいと思います。

見た目はあんまりよろしくないかと・・・。

もろきゅうに付ける味噌のような。。

ポイント

・出来上がるまでは毎日混ぜる
・作る2~3日前から、納豆は食べない。

後記

いろいろ調べると、手でまぜて作る派と、手では混ぜない派に分かれました。

私は、発酵といったら素手でしょ。と思っているので手で混ぜまくりました。どちらが良いかはわかりませんが、よくよく考えると余計な菌が入る可能性があるので、素手はやめといたほうがいいのかもしれません。

写真としては残してませんが、さっそく食べてみました。

後日紹介しますが、ゆで卵を一晩漬けこんで食べてみましたが、想像以上の美味しさです。

とにかく濃厚。

あとはハンバーグの種(ひき肉)に一晩漬けてから通常通りの工程で作ると、まぁ濃厚なハンバーグができました。

何とも言えないコク、味の深さが味わえます。

あとは餃子ですね。店の餃子よりも数倍旨いです。一晩漬けて、ひしおの塩分を考慮して味付けするだけ。

どこか発酵した(腐りかけた?)風味というのは、日本人にとっては関わりが深い味覚なのかもしれません。

すんげー美味いから、お試しください。

 

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